まだまだ夏は到来してないのに既に日に焼けて真っ黒なオシタイスタッフのカナメです!!
夏至も過ぎ、これからいよいよ暑くなってきますね。個人的にも魚突きにバイクに忙しくなってくる時期です。めちゃくちゃ田舎な地元に脱出する準備を着々と進めています。
(僕がこれまでに都会のコンクリートジャングルで書いたブログはコチラからご覧ください)
突然ですが皆さん、ウルトラマンはお好きですか?
そう、3分という限られたリソースの中で目一杯地球のために戦ってくれる彼です!
彼は星の王子さまとの飲み会に間に合うべく、180秒間猛奮闘した後に夜空に帰省していくのです。
僕は天邪鬼なのでしばしば悪者を方を応援してしまいます。
彼らにもグレた理由はきっとあるはずであります。
『ウルトラマン』シリーズは、国民的アニメなのでご存知の方も多いと思うのですが、一体どこの制作会社が作っているかご存知ですか?
『ウルトラマン』シリーズを1960年代から世に送り出したのは、円谷(つぶらや)プロダクションです。この会社は特殊撮影を用いた撮影で名高く、円谷英二氏が創業しました。
ある一定の世代の方々にとっては「円谷プロ」の名はよく聞き慣れた名前だと思うのですが、僕のように20代の人にとっては知らない人も多いのではと思います。
特殊撮影と呼ばれるだけあって、その映像のクオリティはピカイチ!!……なのですが”特殊”と呼ばれるだけあってその製作費はしばしば青天井に膨れ上がったそうです。クリエイターの意気込みを感じます……!
1993年、そんな円谷プロダクションがそんなお金の問題と戦いながら作り上げた特撮ドラマ作品がありました。それが『電光超人グリッドマン』(でんこうちょうじんぐりっどまん)です!
当時、まだ世に珍しかったインターネットという仕組みを存分に活用した斬新な映像制作は当時の人の目には奇異にも映ったでしょうが、それ以上に平成の日本を牽引してくれる斬新な映像作品だったことと思います。
時は1993年から移り変わり21世紀。
ニコニコ動画(ドワンゴ株式会社)と株式会社カラー(『エヴァンゲリオン』シリーズを輩出したアニメ制作会社として余りにも有名です。逃げちゃダメです。)がタッグを組み開催したアニメ(ーター)見本市において企画された作品を元にとあるアニメが生み出されました。
それが『SSSS.GRIDMAN』です!
既に時代が移り変わりすっかりインターネットが当たり前となった時代にあって、今一度『電光超人グリッドマン』の良さを伝えたい!!そんな思いから制作された作品です。ファンによっては”やっと時代がグリッドマンに追い着いた!”なんて表現していた方もいらっしゃいました。
旧来の『電光超人グリッドマン』にあった設定などは引き継ぎつつ、新たに学園モノ、美少女、エモ……現代風にブラッシュアップされた作風がウリの作品です!!
これをみた当時、僕は浪人していたのですがもう面白いのなんの。
オスマン帝国の歴史なんて忘れて、ひたすら推しの宝多六花(たからだりっか)ちゃんにうつつを抜かしていました。お母さんごめんね。スレイマンもごめんね。
そんな神作品に触れるとともに、ないがしろにしてしまっていたスレイマンの逆鱗にも触れた私はなんとか死に物狂いで勉強して大学に進学したわけですが、そんな矢先、とんでもない情報が飛び込んできたのです!!
『SSSS.GRIDMAN』シリーズの続編が出るらしい!!
タイトルは『SSSS.DYNAZENON』!!題名だけでも半年は考察できますね。
きっとあの時にもうオシタイサービスを知っていたなら、応援広告企画立上げを依頼して支援に全ベットしていたに違いありません。推しは正義なので。
ペンライトを持ってひたすらテレビの前で待機するかたわら最新情報に目を通していますと、どうやら
などなど熱い要素がてんこ盛りでした。
以下、Wikipediaに素晴らしいあらすじを書いてくれていた人が居たので引用しちゃいます>>>
東京都のフジヨキ台に暮らす高校生の麻中蓬はある日、河川敷で空腹で行き倒れていたガウマという青年を助けたことで、彼の命の恩人として慕われるようになる。明くる日、クラスメイトの南夢芽に呼び出されて河川敷に向かった蓬は、巨大な怪獣が出現して街を破壊するさまを目撃する。その場に居合わせたガウマが龍の模型を天にかざすと、巨大ロボット・ダイナゼノンが現れた。ダイナゼノンはガウマの他、蓬・夢芽に加え、河川敷に怪獣騒ぎを見物しに来ていた無職の男性、山中暦をパイロットとして怪獣に立ち向かい勝利を収める。
ガウマは自身を「怪獣使い」と名乗り、怪獣を使って世界の破壊を企む「怪獣優生思想」という敵の存在と、ガウマ自身もかつてはそのメンバーであったこと、自分たちは今から5000年前に一度死に、現代に蘇った人間であることを明かし、暦の従姉妹である飛鳥川ちせを加えた5人で、ダイナゼノンを駆って怪獣と戦う「ガウマ隊」を結成。ダイナゼノンを使いこなす訓練を重ねつつ、怪獣優生思想が次々に繰り出す怪獣に戦いを挑んでいく。 (引用元:Wikipedia)
完全新作であることによって僕の推しの六花ちゃんは登場しないことが確定してしまいましたが、オタクの心はうつろいやすいのでオールオッケーです。きっとこれからも、僕の心の中に六花ちゃんは生き続けていくことでしょう。
また、「仲間」というテーマを持って製作されたことも、コロナで自粛が要請されている中で視聴するにはすごく身に染みる作品でした。普段通り友達や恋人と遊んだりできない中にあっても人と人との繋がりを確認することができるからです。いち早く友人らとモツ焼きなどを食べに行きたいものです。
さらにロケハンがかなり綿密なことにも驚きました!!中央線沿いの実際の駅が忠実に再現されていたり、計算されたパース(建築物など立体的なものを書き出したもの)の中を粒だったキャラクターたちが動き回るなんてファンにとっては想像するだけでドキがムネムネするものなのです。
次の章では実際に『SSSS.DYNAZENON』がどんな作品であるのか。僕の推したい気持ちを目一杯語っていこうと思います!
なんと言ってもまずはこれでしょう。
製作を手掛けたのは『キルラキル』や『リトルウィッチアカデミア』でもお馴染みのトリガーさんです。ガイナックス時代の秀麗な作画はもちろんのことですが、こと『SSSS.GRIDMAN』と今回紹介している『SSSS.DYNAZENON』では若手でもある雨宮 哲(あめみや あきら)氏が監督となってこのアニメを制作しています。
「作品が弾丸だとしたら、それを打ち出す引き金でありたい」
そんな思いから社名をつけたようにこちらの製作会社さんが手がけるアニメというのは一つ一つに視覚的なフィロソフィーを感じます。弾丸と称すように、登場するキャラクターの表情や仕草は粒立ち、見ているこちらに直感的なストーリー理解を促しています。
2021年6月16日(水)より発売が開始されたBlu-ray&DVDですが是非ともBlu-ray版を買いましょう!!トリガー さんが提供する映像美を余すところなく楽しめる内容になっていると思います。
ちなみに僕はこのアニメを見るためだけに4Kテレビを新調したと言っても過言ではありません。『SSSS.DYNAZENON』のためだったら一ヶ月間野草を天ぷらにして食べるような極貧生活も辞さない心づもりでありました。
デザイン関係のことはど素人の一ファンが見ても、差し込まれる短い学園風景のカットで登場人物の間を表していたり、ロボットアニメとは思えないような大胆な構図には目を見張るものがあります。登場人物らの会話の間に挿入される細やかな日常風景にはどこか懐かしささえ感じられます。
つまりはどのシーンを切り取ってみても絵になっちゃうような、魅力的な場面がてんこ盛りなのです。登場するダイナゼノンの精巧な線描写と、登場人物らのどこか儚げな表情の対比も魅力的です。
何もでかいロボットと怪獣たちの戦いばかりがメインではなく、登場する人物らのキャラクター性も個性があり非常に魅力的です。悪役であっても必ずしも主人公らと真っ向から対立する者ばかりでもなく、人間味あふれる人物が登場します。
中でも驚いたのが、敵キャラでもある ムジナ を推す人が大変多いことです。
SSSS.DYNAZENON とGoogle検索をすれば、わりかし上位に ムジナ がヒットします。ヒロインでもある南夢芽(みなみゆめ) を凌いでファンが推したい!!そう思えるほどこの作品には個性的なキャラが登場することが分かります。もちろん夢芽ちゃんも可愛いんだからな!!
個人的に僕が応援したくなるキャラクターは山中暦(やまなかこよみ)です。見てくれからも分かるように陰なキャラが非常に好感を持てます。僕自身もすごく陰の者なので、自分のことを棚に上げて「しっかりしろっ」って言ってあげたくなっちゃいます(笑)
従妹関係にあたる中学生の飛鳥川ちせ(あすかがわちせ)ちゃんと暮らしており、毎日グーたら生活です。何だか僕、身につまされちゃいます……
皆さんも是非自分の応援したくなるようなオシタイキャラを見つけてみてくださいね♪
先ほど、こちらの作品は『SSSS.GRIDMAN』の続編と書きましたが、もとを辿れば1993年に製作された『電光超人グリッドマン』(でんこうちょうじんぐりっどまん)が元になっています。もう30年も前の作品であるのに何故かくもピチピチ現代っ子の僕までも惹きつけるのでしょうか。
それは洗練された作品のブラッシュアップだと考えます。
過去に製作された特撮物の作品の、映像のみをそのまま現代風にアレンジするにとどまらず、現代に生きる私たちであっても共感しやすいような変更点が加えられています。
具体的には、現代の若者が使用しているようなYouTube風のアプリが登場したり、旧態の特撮にはあまりみられなかったような恋愛要素が盛り込まれていたり…
取り沙汰される問題も現代に生きる私たちに通ずる話ばかりで、決して怪獣が火を噴いてめちゃくちゃ暴れ回るだけのバイオレンスアニメではありません。
具体例として紹介すると、敵として立ちはだかるオニジャ達の思想である怪獣優生思想も、”怪獣”の部分を変えればなんと不思議。色々な優生思想が現代にも蔓延っていることが分かります。もはや簡単な善と悪の対立の図式では成り立たないストーリー構成は、多様性の時代を生きる私たちにとっても興味深いものになっています。
過去に数々の傑作を輩出してきた円谷プロの映像作品を現代の人々に推したい!そんな製作陣の気持ちがみて取れます。
確かに、この作品に触れるまでは僕も『ウルトラマン』シリーズなんて古臭いな
なんて思っちゃっていた部分があったのですが、作品の中には数々の特撮に対するオマージュ、円谷プロダクションへのオマージュが散りばめられています。
その点で『SSSS.DYNAZENON』は、円谷映像世代の方にも、僕よりも若い中高生にも推せる作品になっていると思います!!
また、先ほども述べましたがこの作品の根幹に流れているテーマとして「仲間」というものが挙げられます。先ほどは、コロナ禍であっても身近な人を感じられるという点でこのテーマを紹介しました。ここでもう一つ「仲間」に関してお話したいのが『エヴァンゲリオン』シリーズとの比較です。エヴァンゲリオンの乗り込むシンジたちは”チルドレン”として見染められてエヴァンゲリオンという機体に乗り込むのですが、そこに存在する機体との関わり合いはあくまでも「個人-個人の拡張(メディア)としての機体」です。また、シンジがネルフについて直面する課題は父との相剋です。そのような点では近代的自我を持つ存在であると言えます。
『SSSS.DYNAZENON』において主人公らは心を通わせお互いの機体を”合体”させてダイナゼノンを操ります。この点で仲間とともに心を通わせあうという感覚がダイレクトに私たちの心に響きます。もちろんシンジたちも”共闘”こそするのですが、先ほども述べた通り、エヴァンゲリオンを操る上で重要視されるのはあくまで”資質”であり、己と機体のシンクロ率です。この『SSSS.DYNAZENON』の”合体”して戦うというロボのあり方は『エヴァンゲリオン』シリーズが誕生した後に生まれた僕たちの世代にとっては、アナクロニズムを超えて斬新であるとさえ感じました。
いかがだったでしょうか!!今回は僕の『SSSS.DYNAZENON』愛について語らせていただきました!!この作品には僕の推し!オシタイ!がたくさん詰まっています。
皆さんにもぜひ、現代風に進化した『SSSS.DYNAZENON』を観賞してもらって、自分なりの推しを見つけて欲しいと思っています♪
また、他にも
こんなオシタイ作品があるよ!!
大好きなアニメの応援広告を出したい!!
好きなキャラクターをPRして知って欲しい!!
という気持ちがある方は是非是非、僕に教えてください♪
以上、オシタイスタッフのカナメでした!!
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