初めまして!迫り来る低気圧で毎日頭ガンガン、オシタイスタッフのカナメです!
偏頭痛持ちには憂鬱な季節になりましたね。僕は夏にバイクで大自然の中を駆けずり回ったり、海底に潜むお魚さん相手に素潜りをすることが大好きです。だからこの梅雨は試練の時期だと思って耐え難きを耐えているのですが、皆さんはそんな梅雨をいかがお過ごしでしょうか?
よくSNSなどでエモ体質の友人が「雨には雨の良さがある。」などとつぶやいているのですが、僕にはまだその感性が分からないのでエモ体質の友人に嫉妬してたびたびスマブラさながらの大乱闘をしたりもしています!!お前は俳諧で飯食ってくんか!!つって(笑)
はい。そういうわけでですね、今回はそんな”雨”がとっても印象的だったと僕が思う映画作品たちを紹介していきたいと思います。よろしくお願いします!
ピクサーによって世に生み落とされた誰もが知る神作品です(^_^)「となりのトトロ、俺一回も観たこと無い」のネタでお馴染みのかまいたち・山内さんだってさすがにトイ・ストーリーシリーズは観ていらっしゃるはずです。多分。それくらい有名です!
さてトイ・ストーリー4の”雨”の舞台ですが、そこは大人になったおもちゃたちの持ち主・アンディの家です。
外の側溝を流れる濁流に流されてしまったRC(アールシー。ラジコンのおもちゃ。アウトドア仕様なのに抜け出せません。自然の力は圧倒的だね!)をウッディ(ディズニーランドで口を開けてみんなを待っているカウボーイのおもちゃ・主人公)とスリンキー・ドッグ(お腹がバネ式になっている犬のおもちゃでたびたび脱出手段に使われがち)らが協力して助け出すシーンです。
それはそれは土砂降りの場面なのですが、1995年公開の『トイ・ストーリー』から順番に観てきた僕からすると映像表現の進化にびっくりたまげてRC救出作戦なんて頭に入ってきませんでした。どうでもいいや。
ハイダイナミックレンジなのも相まって、映画の中の出来事が現実に起こっていることだとついつい錯覚してしまうような秀麗な水の表現に目を奪われました。
この後訪れるウッディとボー(電気スタンドの貴婦人。三匹の羊とハッピーセット)の悲しい別離をありありと予感させる滝の様な雨一粒一粒にも感動したのを今でも覚えています。
ちなみに、この作品において僕個人的に”推し“のキャラクターはフォーキーなんですが皆さんはどのキャラクター推しですか?フォーキーはボニー(ウッディたちの新しい持ち主)が幼稚園で作った先割れスプーンの図工作品です。おもちゃとして規格されて生まれていないフォーキーにとって、外の世界は生まれたての赤ちゃんのように不思議と不安でいっぱいです。
フォーキーの常に自分自身の出自を探し求める姿勢が、すぐに考え込んじゃってボケーってしちゃう僕には大変共感できたのを覚えています笑
ー僕はおもちゃ?ごみ?
キューブリック監督作品は大好きな人も多い作品かと思います!!僕もとっても大好きな作品です♪
2019年にファッションブランドのUNDERCOVER(アンダーカバー)と作品がコラボした時には、作品の世界観を表現した店内ディスプレイになっていた表参道店などに赴いてどっぷりと作品の世界に浸ったのを今でも覚えています♪
この作品はお茶目なアレックス坊やが”ドルーグ”という手下たちを率いて毎夜街に繰り出しては思いつく限りの”イタズラ”をし尽くす…といった映画です。物語の後半に施設での更生を終えたアレックスが以前押し入って乱暴の限りを尽くした家にそれとは気が付かずお邪魔してしまうシーンがあります。
そこで何気なくアレックスはいつものクセで『雨に唄えば』を口ずさむのですが、老人はその歌をトリガーに忌々しい押し入り事件を想起します(’o’)アレックスは押し入った時もその曲を口ずさんでいたのです!
この物語のキーになっている『雨に唄えば』という曲は同タイトルのミュージカル映画から借用されているのですが、そちらの映画での歌われ方は大変陽気でコミカルなものでして、『時計じかけのオレンジ』が持つ残虐性とは全く無縁なイメージを抱きます。濡れることも厭わず大の大人がはっちゃけている、そんな作品です。
映像と音楽とが対蹠的につぎはぎされていて面白いですよね、キューブリック監督って^-^
ちなみに『雨に唄えば』を雨が降ってきたことを知らせる音楽として使っている百貨店も全国にはあるみたいなのですが『時計じかけのオレンジ』しか観たことない人にとっては”マッドネス百貨店”以外の何者でもないですよね。それくらい『雨に唄えば』と『時計じかけのオレンジ』は対照的なイメージを持つ作品です。
新海誠監督の有名な作品です!!ラブホテルのシーンが話題になりましたね!!原付の色も可愛いです!!!
僕はかつて旅行先の映画館でこの映画を見たんですが、その時の僕のコンディションは最高潮かつ絶好調でした。イェイ×2状態だったんです。
その日は映画館に行く5時間前まで遡ります。
その当時僕は京都に旅行に行っていたのですが、軽いノリで大文字山に登ろうと思いました。
上まで登って市内を一望して帰ってこよう!!!!
そう思ったのが間違いの始まりでした。
そうなんです。第一話からもう登り切ってしまいました。
亀田興毅さん風に言ってみても「イキきりました」です。
曲がりなりにも僕はわんぱくな少年でしたので
・本とパソコンでパンパンリュックサック
・スコッチ(ダンディズムとはなんたるやを履き違える時期は誰にでもあります)
・サンダル
という山を舐めに舐めつくした格好であっても難なく上まで登れちゃったんです。鹿も見れたし。可愛いね、鹿。
しかしその僕のわんぱくさが祟りました。山だけに。
しばらく山頂で外国人の少年と戯れたりして過ごしていたのですが、ふと見渡すと奥にまだ行けそうな道があるではありませんか!
少年からパワーをもらっていた僕は
喉が渇いても誰かおっちゃん捕まえて飲ませてもらうか!ガハハwくらいの考えでその奥の細道を進み始めました。舐めに舐め尽くしていますね。
しばらくその道を進んだのですが、すぐに全く人とすれ違わないことに気が付きました。
正直不安はありましたが歩を進めたが最後。
もちろん引き返すことはできません。ダンディなので!!
しかし行けけども行けども道は曲がりくねり、トトロでも見つけてしまいそうです。
そのうちに方向感覚も持っていかれて気分はもう「カナメ・イン・ワンダーランド」でした。
熱と脱水にやられて”空気中の水蒸気から水分を補給できないか”というゴツい妄想に取り憑かれ始めた時、やっと人工物が見えてきました。
人類ってコンクリートを見てキュンってするんですね。
僕の姿を見ていた近隣住民によれば、僕はしきりに
ジハンキ…ジハンキ…自販機!
とうめき声をあげていたとかいないとか。
なんとか息を吹き返しそこが滋賀県だと理解した僕は、己が無水県またぎを成し遂げていたことに気づきました。それはとてつもなくダンディでした。
生きている喜びに満ち満ちた僕は京都行きのバスの中で「元気な映画を観たい!!」という衝動に駆られていました。地獄の淵から生還したものですから、それはもう見えるもの全てが輝いて見えるのです。
そこで白羽の矢が立ったのが先ほど述べた『天気の子』だった訳です。
映画を見た僕はスクリーンに雨や水飛沫が映し出されるたびに、先ほど山中で体験したゴツい妄想と戦うハメになりました。自己責任。おわり。
しずくの森にはしずくたちがひっそり暮らしています…懐かしくない?(僕だけ?)
※イラストはイメージでしずくちゃんではありません
いかがでしたでしょうか?雨にまつわる作品をご紹介するつもりが『天気の子』に至っては遭難トークでしたね。
ともあれ”雨”というのは私たちの感情や生活と密接に関わっているのは間違いありません^^bだからこそ”雨”にインスピレーションを受けたエンタメ作品も多く存在しているのだと思います。まだもう少し続く梅雨&ステイホーム期間中、もう少し”雨”にまつわる作品を見てみたいと思いました。
そして、僕もエモ体質の友人のように雨の趣深さを感じられる感受性豊かな人間になれるよう、これからも山に登りたいと思います!!水は必ず持っていこうね!!一人の山登りも駄目だよ!!これはフィクションだよ!!
最後まで見てくださってありがとうございました。
こんな感じでこれからも僕の視点から見たエンタメコンテンツの話をオシタイブログを覗いてくれる皆さんへお届けしていきます。
以上、オシタイスタッフのカナメでした!!
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